シャンプー全成分の見方

2001年4月から、化粧品の規制緩和に伴って医薬部外品を除く全ての化粧品について、全成分表示が義務づけられました。
これは、厚生省が安全を保証するものでなく、逆に"全成分を公開しているので、消費者はその表示を参考にして自分にあった商品を選びなさい"という意味合いなのです。

全成分表示には表示の順番、成分名称などルールがあります。

表示の順番

配合されている量が多い順に表示しています。配合量が1%以下の成分は、その後に順不同で表示しています。

成分名称

日本化粧品工業連合会の成分表示名称により、記載されています。ただし、1つの成分に複数の名称が認められている為、メーカーによって名称が異なる場合があります。
全成分表示がスタートしから10年以上経過しましたが、一般消費者にとっては表示を見ても何が何だかよくわからないというのが現実だと思います。

シャンプー成分の見方

  • 1.シャンプーの成分の1番目は水です。ここでいう水はほとんどが精水です。(精製された水のことです)安心です
  • 2.シャンプーの成分の2番目から3番目ぐらいまでがこのシャンプーの洗浄成分です。シャンプーの種類を参照してください。ここでシャンプーの特長がほとんど決まります。
  • 3.シャンプーの成分の4番目ぐらいからは○○○エキスなどのそのシャンプーの差別化のための売り文句の成分がいろいろ入ります。シリコンなど洗い上がりを良くするための成分もこのあたりに書いてあります。
  • 4.シャンプーの成分の最後の3〜4個の成分は防腐剤や着色料の名称が書いてあります。アレルギーがある方はココは必ずチェックです。パラペンや○色○号などは要注意です。

要するにシャンプー成分を見るときは水の次にくる洗浄成分と最後にくる防腐剤や着色料を見ればほとんどわかるということです。
一度市販のシャンプーを見てみましょう。ほとんどが同じシャンプーであることがわかります。実は成分の真ん中あたりに書いてある成分で触った感じが違うだけで根本的なものは同じなんですね。
私たちが気をつけないといけないのはシャンプーの種類のどれを選ぶかということなんです。

 

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